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企画趣旨

 現在、知的障害者とその家族にとって、平成18年10月1日障害者自立支援法の施行に伴い、知的障害者自身の自立に向けての取り組みが急務になっています。知的障害者の真の自立とは勿論一般社会人に負担を懸けることなく社会に進出することですが、関係機関や理解ある一般企業などに手厚く保護されることで社会参加を果たしてきた長い歴史があり、知的障害者が「自らの能力を高めて一般社会人と同等に社会参加する」という真の自立に向けての方向転換は、今日においても困難を極めています。
 知的障害者劇団「さくら」は在宅の知的障害者を団員の対象としています。従来の障害者自身が楽しむだけの劇団ではなく、一般社会人の職業劇団と同様、観客に作品を楽しんで頂くためのプロの劇団を目標に、1999年2月さいたま市に誕生しました。
創立10年近く、400回を超える訓練と3度の試演会を経た後、2007年4月さいたま芸術劇場大ホールにて、3回の旗揚げ公演を行いました。ほぼ満席の観客と各分野から「障害者を感じさせない感動があった」など絶大な評価を得ることに成功しました。
 そして、2008年5月、プロの劇団として、山梨県立県民文化ホールにて、「劇団さくら山梨実行委員会」主催のもと2回公演をし、第一歩を踏み出しました。たくさんの人たちから好評を頂きました。
 今回の作品
「水怒り」の内容は、徳川吉宗の行った改革「新田開発」が背景になっています。当時、全国的に行われた湖沼の開発に対する農民たちの愛情や喜びや悲しみをミュージカルとして表現しています。
 この作品を全国の一般の方たちに観て頂き、知的障害者であっても訓練次第で一般社会人の人たちに感動を与えることが出来ることも知って欲しいと願っています。
 上演時間は2時間半と規模も大きく、大型の舞台美術や特殊効果による幻想シーンや激動シーンは観客を魅了するものと思っています。
 価値観が問われる時代を反映した「障害者と健常者の垣根を外した真のバリアーフリー」としてこの作品を上演することは、社会貢献度も絶大であると確信しています。

公演について オリジナルミュージカル「水怒り」









劇団さくら